いせ‐の‐うみ【伊勢の海】
伊勢湾のこと。[歌枕]「—に釣りする海人(あま)の浮けなれや心ひとつを定めかねつる」〈古今・恋一〉 催馬楽(さいばら)の曲名。律の曲。
い‐ぜん【怡然】
[ト・タル][文][形動タリ]喜び、楽しむさま。「君は—として楽んで居る乎(か)」〈紅葉・金色夜叉〉
い‐そく【夷則】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より八律高い音。日本の十二律の鸞鏡(らんけい)にあたる。 2 陰暦7月の異称。
いたずかわ・し【労かはし】
[形シク]《動詞「いたず(労)く」の形容詞化。「いたつかわし」「いたずがわし」とも》 1 そのことに一生懸命になるさま。「愚かなる人、この楽しびを忘れて、—・しく外の楽しびを求め」〈徒然・九三〉...
いたずら‐もの【悪戯者】
1 いたずらをする者。いたずら好き。「手に負えない—」 2 みだらな者。特に、身持ちのよくない女性。「様子や言葉使のみを見て、—だと断定してはならない」〈荷風・濹東綺譚〉 3 「徒人(いたずらび...
イタリア【(ドイツ)Italienische】
メンデルスゾーンの交響曲第4番の通称。イ長調。イタリア旅行に着想を得て、1831年から1833年にかけて作曲された。第4楽章はイタリアの舞曲サルタレロに基づく。
イタリアきょうそうきょく【イタリア協奏曲】
《原題、(ドイツ)Concerto nach Italienischem Gusto》バッハのクラビーア曲集。3楽章。1734年の作。1735年にクラビーア練習曲集第2巻として出版された。作者自...
イタリアのハロルド
《原題、(フランス)Harold en Italie》ベルリオーズのビオラ独奏と管弦楽のための交響曲。全4楽章。1834年作曲。バイロンの長編の物語詩「チャイルドハロルドの遍歴」に着想を得てつく...
いだ・す【出だす】
[動サ四] 1 内にあるものを外の方へ移す。「帳のうちよりも—・さず、いつき養ふ」〈竹取〉 2 出発させる。「暁に船を—・して」〈土佐〉 3 差し出す。提供する。「宮の、五節(ごせち)—・させ給...
いちおか‐ただお【市岡忠男】
[1891〜1964]野球選手・監督。長野の生まれ。早大野球部の捕手、監督を経て読売新聞社に入社。プロ野球球団大日本東京野球倶楽部(クラブ)(巨人の前身)の代表となり、職業野球の発展に尽力した。