えん【宴】
[常用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]うたげ 1 酒盛り。うたげ。「宴会・宴席/賀宴・饗宴(きょうえん)・酒宴・祝宴・小宴・招宴・盛宴」 2 楽しむ。くつろぐ。「宴居」 [名のり]もり・や...
えん【筵】
1 むしろ。敷物。 2 座席。会合などの席。酒宴の席。「南溟老人が喜寿の—」〈魯文・安愚楽鍋〉
えん【艶】
[名・形動] 1 あでやかで美しいこと。なまめかしいこと。また、そのさま。「—を競う」「—な姿」 2 情趣に富むさま。美しく風情のあるさま。「月隈なくさしあがりて、空のけしきも—なるに」〈源・藤...
えん‐あん【宴安】
遊楽にふけること。「将兵皆戦を忘れ、—を事として」〈吉岡徳明・開化本論〉
宴安(えんあん)は酖毒(ちんどく)
《「春秋左伝」閔公元年の故事から》いたずらに遊び楽しむことは猛毒の酖毒と同じで、最後には身を滅ぼす。→酖毒
えん‐かい【宴会】
酒食を共にし、歌や踊りを楽しむ集まり。えん。うたげ。
えんか‐し【演歌師/艶歌師】
明治後期から昭和の初めごろまで、盛り場や街頭でバイオリン・アコーディオンなどを弾きながら流行歌を歌い、その歌詞の本を売った楽士。
えんかのむし【演歌の虫】
山口洋子の短編小説。演歌に情熱を燃やす音楽ディレクターの姿を描く。同作を表題作とする短編小説集は昭和60年(1985)刊。同年、作品は「老梅」とあわせ第93回直木賞受賞。
えん‐がく【燕楽】
中国で、古代から宴会の席で演奏した音楽。各時代の新しい流行や、西域から移入された胡楽(こがく)などを取り入れたもの。儀式のときの雅楽に対して俗楽ともいった。
えんぎらく【延喜楽】
雅楽の舞曲。高麗楽(こまがく)の一。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。四人舞。延喜年間(901〜923)の作といい、万歳楽の答舞としてめでたいときに舞う。花栄楽。