きょくそう‐りん【極相林】
植物群落が遷移を経て極相に達した林。群落全体で植物の種類や構造が安定し、大きく変化しなくなった森林。
きょくリング‐ぎんが【極リング銀河】
中心部と外縁部が別々に回転する構造で、それぞれの回転軸が垂直に近い傾きを呈する銀河。形成の機序は不明だが、2つの銀河が衝突・合体したものとする見方が有力。極環銀河。
きょよう‐おうりょく【許容応力】
機械や構造物の材料に衝撃・変形が加えられても、破壊せず安全に使用できる範囲内にある応力の限界値。許し内力。
キレート‐かごうぶつ【キレート化合物】
中心の金属イオンを挟むような形で、イオンや分子が配位結合している化合物。このときのキレート配位子をキレート剤といい、環構造をなすのでキレート環という。オキシヘモグロビン・コバラミン・クロロフィル...
キログラム‐げんき【キログラム原器】
1キログラムの質量を示す標準器として用いられた分銅。白金90パーセント、イリジウム10パーセントの合金製の直径・高さとも約39ミリメートルの円柱体。国際度量衡局が保管する。条約加盟各国にはこれと...
きん‐がま【錦窯】
陶磁器の上絵を焼き付けるのに用いる窯。火炎が直接器物に触れないように二重構造になっている。上絵窯。にしきがま。
きんきょり‐ちつじょ【近距離秩序】
近接する原子間にある秩序。最近接原子数、結合距離、結合角などに見られる秩序構造を指し、非晶質物質の場合は短距離秩序のみ、結晶の場合は長距離秩序も成り立つ。
きんせい‐たい【禁制帯】
結晶のバンド構造の中で、電子が存在できない領域。絶縁体と半導体の場合、価電子帯の電子を励起して禁制帯のエネルギー幅を超えない限り、電流は流れない。広義には粒子のエネルギーが離散的な値を取る場合、...
きん‐せつ【筋節】
1 脊椎(せきつい)動物の神経胚(しんけいはい)の後期に中胚葉から生じ、将来筋肉となる部分。やがて横紋筋に分化する。 2 筋原線維の構造および筋収縮の単位。アクチンが重合した細い線維(アクチンフ...
きんせつ‐もくしてんけん【近接目視点検】
橋梁やトンネルなどの土木構造物の点検法の一つ。足場や高所作業車などを利用して、触診や打音検査ができる距離まで近づき、施設の損傷状態や変状を詳細に調べること。→遠望目視点検