きちじょう‐もんよう【吉祥文様】
祝意をあらわすのに用いる文様。松竹梅・蘭(らん)・菊・瑞雲(ずいうん)・鶴亀(つるかめ)・鳳凰(ほうおう)・宝づくしなど。
きっこう‐もよう【亀甲模様】
「亀甲形」に同じ。亀甲文様。
きみ‐さま【君様】
1 貴人に対する敬称。あなたさま。「—は当世流行(はや)る藪医師(やぶくすし)」〈仮・竹斎・上〉 2 自分の意中の異性をいう語。かのさま。かたさま。「思へや—かなへや我が恋」〈松の葉・一〉 3 ...
きんり‐さま【禁裏様】
天皇を敬っていう語。禁廷様。
くだり‐ざま【下り様】
物事が悪い方へ向かっていくようす。「かれ悪事を思ふは—の事なれば」〈発心集〉
くどき‐もよう【口説き模様】
浄瑠璃・歌舞伎などで、女が恋人に心情を訴えたり、相手の態度を恨んでいろいろと言いかけたりする所作。また、その節回し。口説き。
くるわ‐もよう【郭模様】
遊里で流行した衣服の模様。
くるわ‐よう【郭様】
遊里の風俗や様式。また、遊女らしい姿。遊里ふう。「髪の結ひぶり小利口にひっくるくるくる—」〈浄・卯月の紅葉〉
くれない‐の‐うすよう【紅の薄様】
1 紅色の薄手の鳥の子紙。「—に、こまやかに書きたるべしと見ゆ」〈源・浮舟〉 2 襲(かさね)の色目の名。襲の衣の上から下へ紅をしだいに薄くし、下の2枚を白としたもの。
けいちょう‐もよう【慶長模様】
慶長年間の小袖にみられる模様の様式。刺繍(ししゅう)・印金・絞りなどで種々の模様を全面に置いた豪華なもの。