も‐はん【模範】
《「模」は木型、「範」は竹で作った型》 1 見習うべき手本。のり。「—を示す」 2 器物などを作るときに用いるもととなる型。「黏土の乾かざる内に、—を著(つ)くるものにして」〈中村訳・西国立志編〉
もはんしょうせつしゅう【模範小説集】
《原題、(スペイン)Novelas ejemplares》セルバンテスの小説集。1613年刊。「犬の会話」「ジプシー娘」「寛大な恋人」など、全12作の教訓的な中・短編小説からなる。
もはん‐じあい【模範試合】
スポーツで、勝敗に重きをおかないで、模範的な技術の紹介などのために行う試合。
もはん‐せい【模範生】
他の生徒の模範となる生徒。
もはん‐てき【模範的】
[形動]模範となるようなさま。「—な生活態度」
もはん‐りん【模範林】
造林の模範とするために、森林管理局・府県などが特に設けた森林。
も‐ほう【模倣/摸倣】
[名](スル)他のものをまねること。似せること。「人の作品を—する」
もほう‐げいじゅつ【模倣芸術】
なんらかの対象の再現・描写を行うことによって成立する芸術。
もほう‐せつ【模倣説】
社会的な結合は模倣を基盤として成立するという社会学説。フランスのタルドが提唱。
もほう‐はん【模倣犯】
他人が起こした犯罪の手口をまねた犯罪。また、その犯人。