鹿(しか)を指(さ)して馬(うま)となす
《「史記」秦始皇本紀にある、秦の趙高(ちょうこう)が、自分の権勢を試そうとして、鹿を馬であるといつわって皇帝に献上した故事から》人を威圧して、まちがいを押し通すことのたとえ。また、人をだましてお...
しゅご‐ふにゅう【守護不入】
中世、守護使がその地域に立ち入って段銭(たんせん)徴収や罪人逮捕をするのを禁止すること。寺社・権勢家の荘園の特権であった。守護使不入。
しゅっとう‐がろう【出頭家老】
家老のうちで権勢のある者。一番家老。
しゅっとう‐にん【出頭人】
1 その場所に出頭した人。 2 室町時代から江戸初期にかけて、幕府または大名の家で、主君の側にあって政務に参与する者。三管領・四職・奉行・老臣など。出頭衆。 3 主君の寵愛を得て権勢をふるってい...
せい【勢】
[音]セイ(漢) ゼイ(慣) セ(呉) [訓]いきおい [学習漢字]5年 〈セイ〉 1 他を押さえ取り仕切る力。いきおい。「勢力/威勢・気勢・虚勢・権勢・語勢・豪勢・筆勢・余勢」 2 その物の...
せい‐い【勢位】
権勢と地位。また、権勢のある地位。「品行に由りて—に進むべきのみ」〈中村訳・西国立志編〉
せい‐い【勢威】
権勢と威力。「国の—を示す」
盛昌(せいしょう)我意(がい)に任(まか)・す
権勢が盛んで、思うままに振る舞う。
せい‐もん【勢門】
権勢のある家柄。権門。
せい‐り【勢利】
権勢と利欲。「お浜は人生の—の犠牲にせられ了(おわ)りたり」〈露伴・風流魔〉