うち‐かたぶ・く【打ち傾く】
［動カ四］ １ 首を傾けて不審そうなようすをする。「稚児(ちご)の、目に髪の覆へるをかきはやらで、—・きて物など見たるも、うつくし」〈枕・一五一〉 ２ 樹木などが、傾く。「雨いたく降り、東風(...
うち‐ぬき【打（ち）抜き】
［名］ １ 打ち抜くこと。 ２ 金属板や厚紙などに型を当て、その型どおりに抜くこと。また、その道具。 ３ 芝居の大道具。樹木や障子など、物の形に作った張り物に絵を描き、舞台の背景などに用いる。...
うっ‐そう【鬱蒼／鬱葱】
［ト・タル］［文］［形動タリ］樹木が茂ってあたりが薄暗いさま。「—とした森林」
うつお【空／虚／洞】
１ 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉 ２ 岩や樹木にできた空洞。ほら...
う‐ひょう【雨氷】
セ氏零度以下に冷却した雨滴が樹木や地物に当たって凍り、透明な氷層となったもの。《季 冬》
うもれ‐ぎ【埋（も）れ木】
１ 地層中に埋まった樹木が長年の間に炭化して化石のようになったもの。亜炭の一種で、木目が残っており、質は緻密(ちみつ)。仙台地方に多く産し、細工物の材料。 ２ 世間から見捨てられて顧みられない人...
うら‐き【末木】
樹木の先のほう。こずえ。⇔本木(もとき)。「然るところその伽羅(きゃら)に本木(もとき)と—との二つありて」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
えだ‐した【枝下】
樹木のいちばん下の枝から根元までの長さ。木の大きさを表すのにいう。
エヌぶん‐ぎ【n分木】
グラフ理論において、木構造に分類されるデータ構造の一。また、それを図式化したもの。ある要素（親ノード）を起点とし、n個の要素（子ノード）に枝分かれして樹木のように広がっていく構造。nが2に制限さ...
えび‐の‐しっぽ【海老の尻尾】
霧氷の一。高山などで、セ氏零度以下に過冷却した霧や雲の粒が岩石・樹木などに吹きつけられて着氷したもの。風上側に伸び、エビの尾状になる。
