はし‐どの【橋殿】
谷や道などの上に、橋のように、架け渡してつくってある屋形。「—に局(つぼね)をしてゐて、よろづの事を言ひかはしけり」〈大和・一二二〉
橋(はし)に逢(あ)いては須(すべから)く馬(うま)を下(くだ)るべし渡(と)を過(す)ぎては船(ふね)を争(あらそ)う莫(なか)れ
《「侯鯖録」から》橋に差し掛かったなら馬を下りて引いて渡れ、渡し場では先を争って船に乗ってはならない。旅行中は危険なことをしないで注意せよというたとえ。
はしの‐てっこうざん【橋野鉄鉱山】
岩手県釜石市北西部にある、鉄鉱石の鉱山跡。採掘場・運搬路・高炉場から成る。国指定史跡の高炉跡は、現存する最古の洋式高炉跡。平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭...
はしのないかわ【橋のない川】
住井すゑの長編小説。全7部。第1部は、昭和34年(1959)から昭和35年(1960)にかけて部落問題研究所の機関紙「部落」に連載されたのち、昭和36年(1961)刊行。以後は書き下ろしで第7部...
はしばさみ‐いし【橋挟み石】
庭園の池に架けてある橋の、両たもとに置く石。橋引き石。
はし‐ばしら【橋柱】
橋桁(はしげた)を支える柱。橋脚。
はし‐ばん【橋番】
橋の通行の取り締まり、警備・清掃などの任に当たること。また、その人。橋番人。
はし‐ひめ【橋姫】
橋を守るという女神。特に山城の宇治の橋姫が有名。 源氏物語第45巻の巻名。薫大将、20歳から22歳。出家を志す薫が宇治の八の宮を訪ね、二人の姫君に心を動かされること、自分の出生の秘密を知るこ...
はしびき‐いし【橋引き石】
⇒橋挟み石
はし‐ぶね【端舟/橋船】
《「はしふね」とも》 1 小舟。「天の日槍(ひほこ)—に乗りて播磨国に泊(とどま)りて」〈垂仁紀〉 2 本船に付属して人や荷物の陸揚げに使う小舟。「かねて用意の—に召し給へば」〈浄・千本桜〉