はん‐ろう【樊籠】
《「ばんろう」とも》 1 鳥かご。 2 人の身を束縛するもの。「僕はここに—を出ずるの機会を得た」〈蘆花・思出の記〉 3 仏語。煩悩(ぼんのう)に縛られていること。
ば【場】
[名] 1 物や身を置く所。場所。「足の踏み—がない」 2 ある事が行われる所。「仕事の—」「—を外す」「その—に居合わせる」 3 ある事が行われている所の状況。また、その雰囲気。「その—でと...
ばつ
《「場都合」の略、または「跋」と同語源という》 1 その場のぐあい・調子。「見方によって、好い都合にもなり、又悪い—にもなる此機会は」〈漱石・明暗〉 2 つじつま。→ばつを合わせる
ひかくせいさんひ‐せつ【比較生産費説】
リカードによって提唱された外国貿易および国際分業に関する基礎理論。一国における各商品の生産費の比を他国のそれと比較し、優位の商品を輸出して劣位の商品を輸入すれば双方が利益を得て国際分業が行われる...
髀肉(ひにく)の嘆(たん)
《「蜀志」先主伝・注から》功名を立てたり手腕を発揮したりする機会のないのを嘆くこと。蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、平穏な日々が続き、馬に乗って戦場に行くことがなかったため、内ももの肉が肥え太...
ひよりみ‐しゅぎ【日和見主義】
自分に都合のよいほうへつこうと、形勢をうかがう態度をとること。機会主義。オポチュニズム。
ビジネス‐チャンス
《(和)business+chance》事業や取引の機会。商機。起業の可能性。
びん【便】
1 人や荷物・手紙などをある場所まで運ぶこと。また、その手段。「飛行機の—がある」「午後の—で届く」「宅配—」「速達—」 2 都合のよい機会。よい方法。ついで。「侍のをのこども仕まつるもののうち...
びん‐ぎ【便宜】
[名・形動] 1 都合のよいこと。また、そのさま。好都合。べんぎ。「—ノ地デ買ッテクダサレ」〈和英語林集成〉 2 よい機会。好機。ついで。べんぎ。「おのづから—ありて助くべからん事あらん時は」〈...
びん‐じょう【便乗】
[名](スル) 1 他人の乗り物に、ついでに乗せてもらうこと。「友人の車に—する」 2 巧みに機会をとらえて利用すること。「ブームに—する」「—値上げ」