おり【檻】
《「居(お)り」からという》猛獣や罪人が逃げないように入れておく、鉄格子などを使った頑丈な囲い、または室。 [補説]書名別項。→檻
おり【檻】
北方謙三の長編ハードボイルド小説。昭和58年(1983)刊。同年、日本冒険小説協会大賞受賞。やくざ稼業から足を洗いスーパー店主となった男が、平凡な日常という檻を出て元の世界に戻ってゆく姿を描く。
かん【檻】
[音]カン(漢) [訓]おり 1 動物や罪人を閉じこめておく所。おり。「檻車・檻穽(かんせい)」 2 てすり。「折檻」
かん‐しゃ【檻車】
罪人を護送する、檻(おり)のようになった車。
かん‐せい【檻穽】
檻(おり)と落とし穴。
かん‐ぼう【監房/檻房】
刑務所や拘置所などの刑事施設で、受刑者・被疑者・被告人などを入れておく部屋。監獄法の改廃に伴い、現在は「居室」と呼ばれる。