やぐら‐ぶね【櫓船】
船上に櫓を設けた和船。戦国時代の軍船などにみられる。
やぐら‐まく【櫓幕】
1 櫓に張りめぐらす幕。 2 江戸時代、劇場などの櫓の三方に張り渡した幕。正面に興行主の定紋が染め抜いてある。
やぐら‐もの【櫓物】
瓦の一。主として渡り櫓などに用いる大形のもの。
やぐら‐もん【櫓門】
1 上階に櫓をのせた門。 2 城の渡り櫓の下にある門。渡り櫓門。
櫓(やぐら)を上(あ)・げる
1 櫓を設ける。 2 芝居・相撲などのための場所を設け興行を始める。
ろ【櫓/艪】
和船をこぎ進める用具の一。ふつう水をかく脚部と手で握る腕部とを、への字形に継いである。脚部にあけた入れ子の穴を、船尾に取り付けた櫓杭(ろぐい)にはめて支点とし、腕部につけた櫓杆(ろづく)とよぶ突...
ろ【櫓】
[人名用漢字] [音]ロ(漢) [訓]やぐら 1 船を操る太い棒。ろ。「櫓拍子」 2 物見やぐら。「櫓上」
ろ‐あし【櫓脚/艪脚】
1 櫓をこぐとき、櫓の水の中につかる部分。 2 櫓をこいで船を進めるとき、あとに残る波の動き。
ろ‐かい【櫓櫂/艪櫂】
1 櫓と櫂。 2 船の両側にあって櫓と櫂を扱うところ。
櫓櫂(ろかい)な・し
《船を漕ぐための櫓も櫂もないというところから》頼みとするものがないたとえ。