はじ【黄櫨/櫨】
1 ハゼノキの別名。 2 襲(かさね)の色目の名。表は赤、裏は黄。一説に、表は黄、裏は萌葱(もえぎ)。 3 「黄櫨色」の略。
はじ‐いろ【黄櫨色/櫨色】
ハゼノキの樹皮の煎じ汁で染めた色。くすんだ黄茶色。はじ。
はじ‐におい【黄櫨匂/櫨匂】
鎧(よろい)の威(おどし)の一。黄櫨色を下にいくにつれて薄くぼかしたもの。
はじ‐もみじ【黄櫨紅葉/櫨紅葉】
1 紅葉したハゼノキの葉。はぜもみじ。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は蘇芳(すおう)、裏は黄。秋に用いる。
はじ‐ゆみ【櫨弓/黄櫨弓】
ハゼノキで作った弓。「—を手握(たにぎ)り持たし」〈万・四四六五〉
はぜ【黄櫨/櫨】
ハゼノキの別名。《季 実=秋 花=夏》「—の実のしづかに枯れてをりにけり/草城」
はぜ‐の‐き【黄櫨/櫨】
ウルシ科の落葉高木。関東以西の暖地に自生。葉は4〜6対の小葉からなる羽状複葉で、秋に紅葉する。雌雄異株。5、6月ごろ、黄緑色の小花が円錐状に集まって咲く。果実は楕円形で白く、果皮から蝋(ろう)を...