さくらがわ‐は【桜川派】
桜川慈悲成の系統をひく江戸吉原の幇間(ほうかん)の一派。
さくらだ【桜田】
姓氏の一。 [補説]「桜田」姓の人物桜田一郎(さくらだいちろう)桜田治助(さくらだじすけ)桜田常久(さくらだつねひさ)
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一。江戸時代は内桜田門(桔梗(ききょう)門)と外桜田門との併称、現在は外桜田門のみをいう。 (にあるところから)警視庁、特にその本部のこと。
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
安政7年(1860)3月3日、勅許なく安政の仮条約に調印し、安政の大獄などで弾圧を行った大老井伊直弼(いいなおすけ)が、水戸・薩摩(さつま)の浪士らに桜田門外で暗殺された事件。 吉村昭の歴史...
さくらのその【桜の園】
《原題、(ロシア)Vishnovïy sad》チェーホフの戯曲。4幕。1903年作、翌年初演。新興商人に桜の咲く荘園を売り渡す貴族ラネーフスカヤ家の没落を通して、新旧の社会勢力の交替を叙情的に描く。
さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】
歌舞伎狂言。時代世話物。7幕。4世鶴屋南北作。文化14年(1817)江戸河原崎座初演。吉田家のお家騒動の話に、清玄・桜姫の話をからませて脚色したもの。→清玄桜姫
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】
読本。5巻。山東京伝作、歌川豊国画。文化2年(1805)刊。清玄桜姫の伝説に、丹波国桑田の鷲尾家のお家騒動に絡む復讐(ふくしゅう)談を加えた伝奇小説。
さくらま【桜間】
姓氏の一。 [補説]「桜間」姓の人物桜間弓川(さくらまきゅうせん)桜間左陣(さくらまさじん)桜間道雄(さくらまみちお)
さくらまる【桜丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」の登場人物。梅王丸・松王丸の弟で、斎世(ときよ)親王の舎人(とねり)。菅原道真の配流に責任を感じて切腹。