かん【款】
1 まごころ。また、親しい交わり。 2 法律文や規約などの条項。箇条書き。 3 予算や決算の費目の区分の一。部・款・項・目・節の順となる。 4 金石などに文字をくぼめて刻むこと。また、その文字。...
かん【款】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) 1 打ち解けた心。真心。よしみ。「款待・款談/交款」 2 取り決めの条項。「条款・定款・約款」 3 まとまった金額。「借款」 4 金石にくぼませて...
かん‐こう【款項】
款と項。予算・決算の区分の単位。
かん‐こう‐もく‐せつ【款項目節】
旧会計法での予算の分類項目。款は最大の分類で、項は款の細分類、目は項の細分類、節はさらに目の細分類。現行の財政法では、部・款・項・目・節と細分類される。
かん‐ご【款語】
親しく語り合うこと。「心骨蕩然として悠悠—」〈東海散士・佳人之奇遇〉
かん‐し【款識】
《「款」は陰刻の銘、「識」は陽刻の銘》 1 鐘や鼎(かなえ)などに刻した文字。銘。銘文。 2 書画に筆者が署名、捺印(なついん)すること。また、その署名、捺印。落款(らっかん)。かんしき。
かん‐しき【款識】
⇒かんし(款識)2
かん‐じょう【款状】
官位・恩賞などを望み、または訴訟の趣旨を記した嘆願書。かじょう。「九条相国伊通(これみち)公の—にも、ことなる事なき題目をも書きのせて、自讃せられたり」〈徒然・二三八〉
かん‐たい【歓待/款待】
[名](スル)手厚くもてなすこと。「—を受ける」「使節団を—する」
かん‐だん【歓談/款談】
[名](スル)打ち解けて親しく語り合うこと。「友人と—する」