さわ‐ま・く【多巻く】
[動カ四]多く巻く。多く巻きつける。「出雲建(いづもたける)が佩(は)ける太刀(たち)つづら—・き」〈記・中・歌謡〉
さんかくぼうし【三角帽子】
《原題、(スペイン)El sombrero de tres picos》アラルコンの短編小説。1874年刊。アンダルシア地方の伝承歌謡「市長と水車小屋のおかみ」を下敷きにした作品。1919年、フ...
さんさ‐ぶし【さんさ節】
1 江戸時代の流行歌謡。歌詞の中に「さんさ」という囃子詞(はやしことば)がつく。 2 三重県の民謡で、南部一帯でうたわれる祝い歌。
ざざんざ
[副]松の梢(こずえ)に吹く風の音を表す語。江戸初期の歌謡で囃子詞(はやしことば)のように用いられた。ざんざ。さんざ。さんさ。さざんざ。「—、浜松の音は—」〈虎明狂・抜殻〉
[名]「ざざんざ...
ざざんざ‐ぶし【ざざんざ節】
慶長(1596〜1615)のころに流行した歌謡。祝いの宴でうたわれた。「ざざんざ、浜松の音はざざんざ」の歌詞が残る。
し【其/汝】
[代]《格助詞「が」を伴って「しが」の形で用いられる》 1 中称の指示代名詞。それ。「烏草樹(さしぶ)の木—が下に生ひだてる葉広斎(ゆ)つ真椿」〈記・下・歌謡〉 2 二人称の人代名詞。おまえ。「...
しお‐せ【潮瀬】
海面に見える潮の流れ。潮流。「—の波折(なをり)を見れば遊び来る鮪(しび)が鰭手(はたで)に妻立てり見ゆ」〈武烈紀・歌謡〉
し‐きょく【詞曲】
詞と曲。韻文。また、歌謡。
しぎ‐わな【鴫羂】
シギを捕らえるわな。「宇陀の高城(たかき)に—張る」〈記・中・歌謡〉
し‐く
《過去の助動詞「き」のク語法》…たこと。「住吉(すみのえ)の名児(なご)の浜辺(はまへ)に馬立てて玉拾(ひり)ひ—常忘らえず」〈万・一一五三〉 [補説]「水たまる依網(よさみ)の池にぬなは繰り延...