つま‐ごもる【夫隠る/妻隠る】
[枕] 1 地名「小佐保(をさほ)」にかかる。かかり方未詳。「春日(はるひ)春日(かすが)を過ぎ—小佐保を過ぎ」〈武烈紀・歌謡〉 2 つまが物忌みのときにこもる屋の意から、「屋(や)」と同音をも...
つらね【連ね/列ね】
1 中世の猿楽・延年舞の演目の一つで、言葉や歌謡を朗唱するもの。連事(れんじ)。つらねごと。 2 歌舞伎で、主に荒事の主役が、花道などで述べる長ぜりふ。縁語・掛け詞(ことば)を使った音楽的せりふ...
つらら・く【列らく】
[動カ四]並びつづく。つらなる。「沖へには小舟—・く」〈記・下・歌謡〉
つるぎ‐の‐たち【剣の太刀】
「つるぎたち」に同じ。「少女の床の辺(べ)に我(わ)が置きし—その太刀はや」〈記・中・歌謡〉
てい‐せい【鄭声】
《中国春秋時代の、鄭の国の歌謡がみだらであったところから》みだらな俗曲。野卑な音楽。「今日流行のラジオ歌謡などの—とも」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
と
1 (打消しの助動詞「ぬ」のあとに付いて)…しない前。…しないうち。「我が背子を莫越(なこし)の山の呼子鳥(よぶこどり)君呼び返せ夜のふけぬ—に」〈万・一八二二〉 2 …する時。「宍串(ししくし...
とうきょうブギウギ【東京ブギウギ】
歌謡曲。歌手、笠置シヅ子の代表曲。昭和23年(1948)発表。鈴木勝作詞、服部良一作曲。ブルース演奏の一スタイル「ブギウギ」を採り入れた最初のヒット曲として知られる。
とおどお‐し・い【遠遠しい】
[形][文]とほどほ・し[シク] 1 長らく行き来がない。疎遠である。「須田とは、…自然—・くはなっていたけれど」〈里見弴・今年竹〉 2 非常に離れている。「妻枕(ま)きかねて—・し高志(こし)...
とき‐さ・く【解き放く】
[動カ下二]解きほどく。解きはなす。「細絞形(ささらがた)錦の紐を—・けて数多(あまた)は寝ずにただ一夜のみ」〈允恭紀・歌謡〉
とこよ‐の‐かみ【常世の神】
[連語]常世の国2の神。長寿・富などを授けるとされる。「太秦(うつまさ)は神とも神と聞え来る—を打ち懲(きた)ますも」〈皇極紀・歌謡〉