ゆんた
《「結い歌」または「読み歌」からという》沖縄県八重山地方に伝承される歌謡の一群。多くは長編の叙事詩で、労働の際に男女掛け合いで歌われる。
よう【謡〔謠〕】
[常用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]うたい うたう うた 〈ヨウ〉 1 節をつけてうたう。また、流行歌。うた。「歌謡・俗謡・童謡・民謡・俚謡(りよう)」 2 能楽のうたい。「謡...
よくす【横臼】
《「よこうす」の音変化》低く横に平たい臼(うす)。「白檮(かし)の生(ふ)に—を作り」〈記・中・歌謡〉
よこ‐さら◦う【横去らふ】
[連語]《「さらう」は動詞「さる」の未然形に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの》横に移動する。横歩きをする。「百伝ふ角鹿(つぬが)の蟹(かに)—◦ふ何処に至る」〈記・中・歌謡〉
よし
[間助]《間投助詞の「よ」「し」を重ねたもの。上代語》種々の語に付いて、文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→やし「はしき—我家(わぎへ)の方ゆ雲居立ち来(く)も」〈景行紀・歌謡〉
よしだ‐ならまる【吉田奈良丸】
[?〜1967]浪曲師。2世。奈良の生まれ。優美な節調が評判をよび、「奈良丸くずし」という歌謡まで流行。明治から大正にかけて桃中軒雲右衛門と人気を二分した。
よ‐だけ【節竹】
節(ふし)のある竹。よい竹、または若い竹、また単に竹の意などの説がある。「泊瀬の川ゆ流れ来る竹のい組竹—」〈継体紀・歌謡〉
よ‐の‐ことごと【世の悉/世の尽】
命あるかぎり。世のかぎり。「妹(いも)は忘れじ—に」〈記・上・歌謡〉
よ‐の‐とおびと【世の遠人】
長寿の人。「汝(な)こそは—汝こそは国の長人」〈仁徳紀・歌謡〉
よ‐の‐ながひと【世の長人】
「世の遠人(とおびと)」に同じ。「汝(な)こそは—」〈記・下・歌謡〉