か‐い【歌意】
歌の意味。歌の心。
かいこう【歌意考】
江戸中期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和元年(1764)成立。和歌は正しく万葉集の風姿に帰るべきだと主張した、近世歌学史上重要なもの。
か‐かい【歌会】
人々が集まって和歌を詠み、互いに発表する会。うたかい。
か‐かく【歌格】
1 和歌の規則、決まり。 2 和歌の風格。歌の姿・形。
か‐がく【歌学】
和歌に関する学問。和歌の本質・変遷・美的理念、作歌上のしきたりなどを研究し、訓詁(くんこ)・注解、歌集の校訂なども行う。平安中期以後に本格化した。
かがく‐かた【歌学方】
江戸幕府の職名。和歌に関する学問をつかさどった。元禄2年(1689)北村季吟・湖春の父子が任ぜられ、その後は北村家の世襲となる。
かがく‐しょ【歌学書】
歌学に関することを記述した書物。
かがくろんそう【歌学論叢】
佐佐木信綱の歌論集。明治41年(1908)刊。
か‐きょう【歌境】
1 和歌に詠まれた境地。 2 和歌を詠むときの心境。
かきょうひょうしき【歌経標式】
奈良末期の歌学書。1巻。藤原浜成著。宝亀3年(772)成立。和歌四式の一。歌病や歌体などについて論じたもので、中国の詩論の影響が大。日本最古の歌学書。浜成式。