はや‐うた【早歌】
１ 神楽歌(かぐらうた)の一。小前張(こさいばり)の部の最後にうたわれる歌。ユーモアに富んだ歌詞で、テンポも速い。 ２ 「宴曲(えんきょく)」に同じ。
はやり‐うた【流行り歌／流行り唄】
１ ある時期、多くの人に好まれ広くうたわれた歌。流行歌(りゅうこうか)。 ２ （流行り唄）歌舞伎下座音楽で、その時々にはやった唄を取り入れたもの。世話狂言で幕の開閉や人物の出入りなどに用いる。 ...
はれ‐の‐うた【晴れの歌】
歌合(うたあわせ)や歌会などの晴れの場所に出す、よく詠み整えた、すぐれた歌。
はん‐か【反歌】
長歌のあとに詠み添える短歌。長歌の意を反復・補足または要約するもの。1首ないし数首からなる。万葉集に例が多い。かえしうた。
はんせん‐か【反戦歌】
反戦的な主張を歌詞に取り入れた歌。
ばん‐か【挽歌／輓歌】
１ 葬送のとき、柩(ひつぎ)を載せた車をひく人たちがうたう歌。また、人の死を悼んで作る詩歌。哀悼歌。 ２ 万葉集で、雑歌(ぞうか)・相聞(そうもん)とともに三大部立ての一。辞世や人の死に関するも...
ばんか【挽歌】
原田康子の長編小説。昭和30年（1955）から昭和31年（1956）にかけて、北海道釧路の同人誌「北海文学」に連載。昭和31年（1956）12月に単行本刊行。ベストセラーとなり、第8回女流文学者...
ひ‐か【悲歌】
［名］(スル) １ 悲しんでうたうこと。悲しみをうたった歌。エレジー。哀歌。「—して独り流涕す」〈紅葉・金色夜叉〉 ２ 死者をいたむ歌。 [補説]作品名別項。→悲歌
ひか【悲歌】
《原題、(フランス)Élégies》シェニエの詩作品。草稿のまま残されたもので、執筆年代は1778年ごろまでとされる。作者没後の1819年、詩人ラトゥーシュが編纂(へんさん)し「シェニエ全集」...
ひが‐うた【僻歌】
事実に反する内容をうたった歌。理屈に合わない歌。「花山院—よまむとおほせられて」〈実方集・詞書〉
