ぶつめい‐か【物名歌】
和歌・連歌・俳諧で、歌や句の意味とは関係なく物の名を詠み込んだもの。古今集の「心から花のしづくにそぼちつつうくひずとのみ鳥のなくらむ」にみえる「うくひず(憂(う)く干(ひ)ず)」に「うぐいす」を...
へん‐か【返歌】
人から贈られたり、言いかけられたりした歌に対する返答の歌。返し歌。
ほう‐か【放歌】
[名](スル)あたりかまわず大声で歌をうたうこと。「酔余—してはばからず」「—高吟」
ほうし‐うた【法師歌/法師唄】
《もと盲目の法師が作曲し、歌ったところから》地歌・上方歌の異称。
ほうのう‐か【奉納歌】
神仏に奉納するために詠んだ和歌。
ほうもん‐か【法文歌】
「法文の歌(うた)」に同じ。
ほうもん‐の‐うた【法文の歌】
平安末期に行われた今様歌の分類の一。和讃(わさん)の形式で、七・五(または八・五)の4句からなり、仏教の法文について詠んだ歌。ほうもんか。
ほうらく‐れんが【法楽連歌】
神仏に奉納する連歌。救済(ぐさい)が北野神社の社頭で行った法楽千句など。
ほうらく‐わか【法楽和歌】
神仏に奉納する和歌。
ほき‐うた【祝歌/寿歌】
《後世は「ほぎうた」》祝ってうたう歌。「此は—の片歌なり」〈記・下〉