いつきのこもりうた【五木の子守唄】
五木村一帯に伝わった民謡。年貢代わりに働く子守娘の悲しい境遇を歌った子守唄。
いとくり‐うた【糸繰(り)歌】
民謡で、糸を紡ぎながらうたう仕事歌。糸取り歌。糸引き歌。紡ぎ歌。
いなか‐うた【田舎歌】
1 広く田舎で歌われる俗謡。ひなうた。俚謡(りよう)。 2 歌舞伎の下座音楽で、田舎道や田舎家の場面などに用いる歌。→在郷歌(ざいごううた)
いねかり‐うた【稲刈(り)歌】
民謡で、稲を刈り取るときにうたう仕事歌。
いねこき‐うた【稲扱き歌】
民謡で、稲の穂をこくときにうたう仕事歌。
いねつき‐うた【稲舂き歌】
大嘗祭(だいじょうさい)に神前に供える稲をつくときにうたった歌。
いのちのうた【いのちの歌】
三好京三の小説。昭和55年(1980)刊行。
イブのうた【イブの歌】
《原題、(フランス)La chanson d'Ève》フォーレの歌曲。全10曲。1906年から1910年にかけて作曲。ベルギーの象徴派詩人バン=レルベルグの詩に基づく。
いまよう‐うた【今様歌】
平安中期から鎌倉時代にかけて流行した、多く七・五調4句からなる新様式の歌謡。和讃(わさん)や雅楽などの影響を受けて起こる。従来の神楽歌・催馬楽(さいばら)・風俗歌などに対していう。
いまようさつまうた【今様薩摩歌】
岡鬼太郎による新歌舞伎。2幕5場。大正9年(1920)、市川左団次一座が新富座で初演。並木五瓶の代表作「五大力恋緘(こいのふうじめ)」を改作したもの。