地獄(じごく)の釜(かま)の蓋(ふた)もあく
正月や盆の16日は、地獄の鬼も罪人の呵責(かしゃく)を休むというところから、この両日はこの世の者もみな仕事をやめて休もうということ。
じゃ‐らい【射礼】
主に平安時代に宮中で行われた年中行事。正月17日に豊楽院(ぶらくいん)または建礼門の前で、天皇臨席のもとに親王以下五位以上および六衛府の官人が参加して射技を披露したもの。終了後には宴が開かれ、禄...
じゅうごにち‐がゆ【十五日粥】
正月15日の朝に食べる小豆粥。一年中の邪気を払うとされる。望(もち)の粥。あずきがゆ。《季 新年》
じゅうさん‐がつ【十三月】
1 《12月の翌月の意》正月の異称。1月。 2 ひと月の13倍。13か月。
十三月(じゅうさんがつ)なる顔付(かおつ)き
《1年が13か月もあるように思っている顔つきとも、いつも正月のような顔つきともいう》のんきな顔つき。「工商の家に—かまへ、貧乏花盛り待つは今の事なるべし」〈浮・永代蔵・五〉
じゅうにげつ‐けん【十二月建】
十二支を1年の12の月に配当したもの。正月は寅(とら)、2月は卯(う)、3月は辰(たつ)、4月は巳(み)、5月は午(うま)、6月は未(ひつじ)、7月は申(さる)、8月は酉(とり)、9月は戌(いぬ...
じゅうはち‐がゆ【十八粥】
陰暦正月18日に、元三(がんざん)大師の供養につくる小豆粥。《季 新年》
じゅうよっか‐としこし【十四日年越し】
陰暦正月15日を小正月といい、その前日の14日を年越しとして祝うこと。《季 新年》
じょ‐い【叙位】
1 位階を授けること。 2 平安時代以後、正月5日ごろ、宮中で五位以上の位階を授けた儀式。臨時の叙位に対して、例の叙位ともいう。
じょう‐げん【上元】
三元の一。陰暦正月15日の称。この日、小豆がゆを食べると一年中の災いを避けられるとされる。《季 新年》→中元 →下元