てら‐しょうがつ【寺正月】
正月4日に行う、僧侶の年始回り。坊主礼。
てり‐ごまめ【照り鱓】
正月料理の一。砂糖・醤油・みりんをまぜて煮つめた汁を煎(い)ったごまめにからめたもの。
てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】
正月18日の恒例の賭弓とは別に、臨時に殿上の侍臣に弓を射させて、天皇が御覧になった行事。
天(てん)に跼(せくぐま)り地(ち)に蹐(ぬきあし)す
《「詩経」小雅・正月から》天は高いのに背をかがめて行き、地は厚いのに抜き足で歩く。恐れて身の置き所がないことのたとえ。跼天蹐地(きょくてんせきち)。
でぞめ‐しき【出初め式】
正月に消防士や鳶(とび)の者が初めて勢ぞろいをし、消防作業の演習を行う行事。このとき、鳶の者の梯子(はしご)乗りが演じられる所もある。多くは1月6日に挙行。《季 新年》「—梯子の空の上天気/風生」
とう‐か【踏歌】
中国から伝わった集団歌舞。足を踏み鳴らして歌い舞うもので、平安時代には宮中の初春の行事として盛行、正月14日に男踏歌、16日に女踏歌が行われた。その歌詞は、元来は唐詩、のちに催馬楽(さいばら)も...
とうか‐の‐せちえ【踏歌の節会】
平安時代、正月に宮中で踏歌を奏する行事。殿上で酒宴が行われた。
とおか‐えびす【十日戎/十日恵比須】
正月10日に行われる初恵比須の祭り。兵庫県西宮神社・大阪今宮戎神社・京都建仁寺などのものが有名。《季 新年》
ところ【野老】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を穂状につける。根茎にひげ根が多く、これを老人のひげにたとえて野老(やろう)とよび...
とし‐おけ【年桶】
正月に、供物の米・餅(もち)などを入れて年神に供える桶。