はま‐ゆみ【破魔弓/浜弓】
1 破魔を射止めるための年占または遊戯用の弓。のち、男児への正月の贈り物ともなり、現在は神社で正月の縁起物として売る。《季 新年》「—や山びこつくる子のたむろ/蛇笏」 2 新築の家の上棟式に、鬼...
はらか‐の‐そう【腹赤の奏】
古代、正月元日、大宰府から朝廷へ献上する腹赤を内膳司が受けて奏した儀式。
はらみ‐ばし【孕み箸】
1 中央が太く、両端が細くなっている箸。正月の祝いの食膳に用いる。腹太箸(はらぶとばし)。 2 楊枝(ようじ)をはさんだ割り箸。
はり‐うち【針打ち】
1 針をさすこと。 2 江戸時代、正月の子供の遊びの一。糸をつけた針を口にくわえ、重ねてある紙に針を吹き立てて、糸を引いて針先についてくる紙を自分のものとする。紙打ち。 3 《「針打ち島田」の略...
はる【春】
1 四季の第一。冬と夏の間で、日本では3・4・5月をいう。暦の上では立春から立夏の前日まで(陰暦の正月から3月まで)をいい、天文学では春分から夏至まで。しだいに昼が長く、夜が短くなり、草木の芽が...
はる‐かざり【春飾り】
1 春らしさを演出する飾り。 2 皇居で正月に飾られる寄せ植え盆栽。梅の古木を中心に、松や竹、千両など縁起のよい草木を取り合わせる。
はる‐ぎ【春着】
1 正月用の晴れ着。《季 新年》「かりそめの襷(たすき)かけたる—かな/万太郎」 2 春に着る衣服。春服。
はる‐ごま【春駒】
《「はるこま」とも》 1 張り子や練り物で馬の頭の形に作ったものに竹をさして胴とし、その端に車をつけた玩具。子供がこれにまたがって遊ぶ。 2 門付け芸の一。正月に各戸を回り、馬の首の形をしたもの...
はる‐たうち【春田打ち】
正月に1年の稲作の過程をまねて実演し、豊作を祈る行事。また、子供たちが村の家々を回り、餅(もち)などをもらい歩く行事。
はる‐なぐさみ【春慰み】
春の楽しみごと。正月の遊び。また、春の野遊び。「正月二十二日の夜、恋は引く手の宝引き縄、女子の—」〈浮・五人女・二〉