えい‐よう【永陽】
昼の長い春の日。特に正月にいう語。永日。《季 新年》
えびす‐こう【恵比須講】
陰暦10月20日に恵比須を祭る行事。商売繁盛を祈願して、親類・知人を招いて宴を開く。関西などでは正月10日(十日恵比須)とし、また11月20日に行う地方もある。恵比須祭り。《季 冬》「振売の雁(...
えびす‐まい【恵比須舞】
1 民俗芸能の一つで、大漁を祈って恵比須に扮して舞うもの。神楽などの一部、七福神の舞の一つとして行われたりする。また、人形で演じることもある。 2 近世、正月に恵比須に扮して祝福して歩いた門付け...
えびす‐むかえ【恵比須迎え】
近世、奈良で正月2日の早朝、吉野の村民が恵比須の絵像を売り歩いたこと。また、その呼び声。「二日のあけぼのに、—、と売りける」〈浮・胸算用・四〉
え‐ぶみ【絵踏み】
1 江戸時代、幕府がキリスト教禁止の手段として、長崎などで正月4日から8日まで、聖母マリアやキリスト像を彫った木板・銅板などを踏ませて教徒でないことを証明させたこと。→踏み絵 2 「踏み絵2」に...
えぶり‐すり【朳摺り】
田植前の田の土をえぶりでならす作業。東北地方で、予祝行事として小正月にその年の豊作を願って、雪上で模擬的に行うこともある。えぶりおし。→荒(あら)くろ摺(ず)り
え‐よう【会陽】
岡山市の西大寺で、陰暦1月15日未明、修正会(しゅしょうえ)の結願(けちがん)として行われる裸押しの行事。吉井川で水垢離(みずごり)をとった裸の男たちが、神木(しんぎ)と称する棒を取り合う。正月...
えんぎ‐もの【縁起物】
1 縁起を祝うための品物。社寺や境内で参詣人に売る、だるま・招き猫や酉(とり)の市の熊手(くまで)など。 2 しめ飾り・門松など正月祝賀用の品物。
えん‐すい【淵酔】
《古くは「えんずい」とも》平安時代以降、宮中の清涼殿殿上(てんじょう)の間(ま)に殿上人を召して催した酒宴。参会者は朗詠・今様などを歌い、歌舞を楽しんだ。正月三が日中の吉日、または新嘗祭(にいな...
えんたい‐にち【厭対日】
暦注の一。婚礼・外出・種まきなどを忌む日。11月は午(うま)の日、12月は巳(み)の日、正月は辰(たつ)の日と、十二支を逆回りに各月に当てはめたもの。厭日と対向関係にある。厭対。