ござ‐づつみ【茣蓙包み】
1 ござで包むこと。また、その包んだもの。 2 江戸時代、乗り物を許された大名以下の武士が通常用いた駕籠(かご)。御座包み。
ご‐じぶん【御自分】
[代] 1 反射代名詞。会話の相手または第三者自身をさして、敬意を込めていう語。「お言葉ですが、—はどうなんですか」「社長が—で運転なさるそうです」 2 二人称の人代名詞。江戸時代、武士階級の男...
ごてん‐ば【御殿場】
歌舞伎・人形浄瑠璃の時代物で、公卿や高貴な武士の邸宅を舞台とした場面。御殿の場。
ご‐ぶん【御分】
[代]二人称の人代名詞。同等またはやや目上の相手に対して武士が用いた。あなた。そなた。ごへん。「—が勘当をも申し許してみん」〈曽我・七〉
ご‐へん【御辺】
[代]二人称の人代名詞。対等またはやや目上の相手に対して武士などが用いた。そなた。貴公。貴殿。「—は故刑部卿忠盛の子でおはせしかども」〈平家・二〉
さい‐めん【西面】
1 西に向かうこと。西向き。せいめん。 2 「西面の武士」の略。
さいめん‐の‐ぶし【西面の武士】
後鳥羽上皇の時、北面の武士に加えて置かれ、院の西に勤務した武士。院中の警固、盗賊の追捕(ついぶ)などに当たった。承久の乱後廃止。西面。にしおもて。→北面の武士
さくら‐ぎ【桜木】
1 桜の木。「花は—人は武士」 2 桜の木材。江戸時代、版木に多く用いた。
さし‐こばた【指小旗】
戦国時代以降、武士が目印として指物(さしもの)にした小旗。
さし‐ひかえ【差(し)控え】
1 さしひかえること。謹慎すること。 2 江戸時代の刑罰の一。公家・武士の職務上の過失、また、その家来や親族に不祥事があったとき、出仕を禁じ、自邸に謹慎させたこと。