む‐さ【武者】
「むしゃ(武者)」に同じ。「—の城のおそろしきよしを語りけるなり」〈宇治拾遺・三〉
む‐しゃ【武者】
1 武芸に携わることを任務とする人。また、その集団。武士。むさ。「鎧(よろい)—」「坂東—」 2 「武者所(むしゃどころ)」の略。
むしゃ‐え【武者絵】
武者の姿や合戦のありさまを描いた絵。
むしゃ‐おし【武者押し】
武者が隊を組んで進んで行くこと。「旗御道具、小馬標、—の行列にて」〈武家名目抄・八〉
むしゃ‐がえし【武者返し】
武家屋敷で、表長屋の外溝の縁に一歩置きに立てた石。
むしゃ‐がくし【武者隠し】
書院造りの帳台構え、またはそれに続く部屋。警固の武者を控えさせたといわれる。
むしゃ‐くみ【武者組】
昔の軍隊の編制法。武士集団の組織・指揮系統。
むしゃ‐ことば【武者言葉/武者詞】
戦国時代、武士社会で使用された言葉。また、戦場で武士が使用した言葉。
むしゃ‐しゅぎょう【武者修行】
1 武士が武芸の修行のために諸国を巡って歩くこと。 2 学問や技芸の修行のため、よその土地や外国へ行くこと。
むしゃ‐すがた【武者姿】
武者が鎧(よろい)や兜(かぶと)などを身につけた姿。