かき‐な【掻き菜】
アブラナ科の越年草。春に伸びる若い茎を掻き取り、食用とする。あくが少なく歯ごたえがよい。北関東を中心に栽培される。
かくしつ‐かん【角質環】
イカの吸盤にある環状の歯のような構造。キチンでできており、捕えた獲物を逃さない役割をもつ。
かくや【覚弥/隔夜】
古漬けを細かく刻んで塩出しし、醤油をかけたもの。江戸時代の初め、徳川家康の料理人岩下覚弥の創始とも、高野山の隔夜堂の歯の弱い老僧のために作られたからともいう。
か・ける【欠ける/缺ける/闕ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 かたい物の一部分が壊れてとれる。「コップが—・ける」「歯が—・ける」 2 そろうべきものの一部分、または必要なものが抜けている。脱落する。「メンバーが一人...
かこう‐し【架工歯】
欠損した歯を補うため、その両側の歯を支柱として、橋を架けるように装着した義歯。ブリッジ。
かこち‐なき【託ち泣き】
恨み嘆いて泣くこと。「歯切りきりきり口惜し涙、内に小春が—」〈浄・天の網島〉
かさ‐はぐるま【傘歯車】
円錐の側面に歯を刻んだ歯車。交わる二軸間で回転運動を伝達するときに用いる。歯すじが直線の直歯(すぐば)傘歯車、曲線の斜歯(はすば)傘歯車などがある。
か‐し【仮歯】
人工の歯。入れ歯。義歯。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸、新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)。
かしわ【柏/槲/檞】
1 ブナ科の落葉高木。葉は短い柄をもち互生し、倒卵形で厚く、縁に波形の鋸歯(きょし)がある。秋に落葉せず、枯れたまま越年する。4、5月ごろ、新葉とともに雌花と雄花とをつける。実はどんぐりで、多数...