しに‐い・る【死に入る】
[動ラ四] 1 息が絶える。死ぬ。「—・る魂の、やがてこの御骸(から)にとまらなむと、思ほゆるも」〈源・御法〉 2 死んだようになる。意識不明になる。気絶する。「夫の死するを見て悶絶して—・りぬ...
しに‐うま【死に馬】
死んだ馬。また、役に立たない馬をののしっていう語。
死(し)に馬(うま)に蹴(け)られる
賭事(かけごと)などの際、回復が望めないような状態の相手から、大きな痛手を受けることのたとえ。→死に馬に鞭(むち)打つ
死(し)に馬(うま)に鍼(はり)
何の効果もなく、むだであることのたとえ。死馬(しば)に鍼をさす。
死(し)に馬(うま)に鍼(はり)をさす
⇒死に馬に鍼
死(し)に馬(うま)に鞭(むち)打(う)つ
賭事(かけごと)などの際、回復が望めないような状態の相手に、さらに痛手を与えることのたとえ。→死に馬に蹴られる
しに‐え【死に絵】
浮世絵の一。役者や文人などの有名人が死んだとき、その似顔絵に生前の事績や法号・辞世などを添えて追善のために版行したもの。
しに‐おく・れる【死に後れる/死に遅れる】
[動ラ下一][文]しにおく・る[ラ下二] 1 死ぬべき機会を逃して生きている。「—・れて生き恥をさらす」 2 ほかの人が死んで、自分だけが生き残る。ある人に先に死なれる。「息子に—・れる」
しに‐かえ・る【死に返る】
[動ラ四] 1 死んで再び生き返る。「恋するに死するものにあらませばあが身は千度(ちたび)—・らまし」〈万・二三九〇〉 2 疲れきって、死にそうになる。「打出の浜に—・りて到りたれば」〈かげろふ...
しに‐かか・る【死に掛(か)る/死に懸(か)る】
[動ラ五(四)]まさに死のうとしている。もうすこしで死にそうである。「おぼれて—・った」