ひだり‐ばらみ【左孕み】
腹の左の方にかたよってはらむこと。男子が生まれるとの俗信があった。「殊に—は御男子のしるし」〈浄・廿四孝〉
ふく‐よう【服膺】
[名](スル)心にとどめて忘れないこと。「敵を愛すというは殊に政治家が—すべき金言だ」〈魯庵・社会百面相〉
ほ‐りゅう【蒲柳】
1 カワヤナギの別名。 2 《カワヤナギの葉が秋になるとすぐに落ちるところから》体質がひ弱なこと。「—の御身体時節柄殊に摂生第一に希望致し候」〈荷風・雨瀟瀟〉
むか‐ば【向か歯】
上の前歯。むこうば。ぬかば。「奥歯も—も殊に大きに生ひてぞ生まれけれ」〈義経記・三〉
るい‐びょう【羸病】
病み疲れること。病羸。「その—殊に甚だしく」〈中村訳・西国立志編〉