せつにんとう‐かつにんけん【殺人刀活人剣】
禅宗で、師が修行者の智慧のはたらきをとどめ、修行の完成に向かって自由自在に導くはたらきを活殺自在の剣にたとえた言葉。
そぎ‐つぎ【削ぎ接ぎ/殺ぎ継ぎ】
1 二つの木材の端を斜めに削ぎ落とし、その切り口を合わせて釘で止める接合法。 2 金属と木、竹と木のように材質の異なったものを接合すること。また、そのもの。
そぎ‐や【殺ぎ屋】
製造元から見切り品を安く仕入れ、特価品を扱う露天商などに卸す問屋。
そ・ぐ【削ぐ/殺ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「そく」》 1 先端や出っぱりの部分を切り落とす。「敵兵の耳を—・ぐ」「剃刀(かみそり)で—・いで整髪する」 2 斜めにけずる。斜めに薄く切る。「ゴボウを—・いで笹がき...
そげ【削げ/殺げ】
1 竹や木の薄くそげた小片。木材などの表面にできたささくれ。また、それがからだに刺さったもの。とげ。 2 「削(そ)げ者」の略。「—めがつらは見たうもない」〈浄・浪花鑑〉
そ・げる【削げる/殺げる】
[動ガ下一][文]そ・ぐ[ガ下二] 1 刃物などで削られたような形になる。「ほおの肉がげっそり—・げる」 2 本筋からはずれる。普通とはちがっている。「常識には些(ちと)欠けていたり、妙に—・げ...
たて【殺陣】
演劇・映画などで、乱闘・捕り物・斬り合いなどの演技。たちまわり。「—を習う」「—師」
たて‐し【立師/殺陣師】
立ち回りの型を考案し、出演俳優に教える専門家。
たてしだんぺい【殺陣師段平】
長谷川幸延の戯曲。実在の殺陣師、市川段平をモデルとする。昭和25年(1950)、マキノ正博(マキノ雅弘)監督、黒沢明脚色により映画化。出演、月形龍之介、山田五十鈴ほか。昭和30年(1955)、同...
や・る【遣る】
[動ラ五(四)] 1 そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。「子供を大学へ—・る」「使いを—・る」「手紙を—・る」 2 漕(こ)いだり、走らせたりして進める。「車を—・る」 3 そちらへ向ける...