まえ‐かた【前方】
[名] 1 ある位置よりも前。 ㋐前後や序列の、先の方。前側の方。「—の来賓席」「—後ろ方と、ことども分きて、—は賀茂に参り」〈栄花・歌合〉 ㋑前の方向。ぜんぽう。「—に見える山」 2 ある時...
まる‐た【丸太】
1 皮をはいだだけの材木。丸材。まるたんぼう。 2 (「丸田魚」とも書く)コイ科の魚。全長約50センチ。体形・体色はウグイによく似るが、婚姻色は腹側に1本のみ現れる。本州中部地方から北の河口域や...
ミリンダおうのとい【ミリンダ王の問】
紀元前2世紀後半に西北インドを支配したギリシャ人の王ミリンダ(Milinda。メナンドロスとも)と、仏教の論師ナーガセーナとの仏教の教理についての問答や、王が教えに帰依した始終を対話形式で述べた...
む‐じつ【無実】
[名・形動]《古くは「むしつ」》 1 事実がないこと。実質がないこと。「有名—」 2 罪を犯していないのに、罪があるとされること。冤罪(えんざい)。「—の罪」「—を訴える」 3 誠実さがないこと...
め‐め【米】
こめ。「只今の引出物、—五十石、おあし百貫」〈虎明狂・比丘貞〉
やら‐やら
[感]深く感じたり、たいそう驚いたりしたときに発する語。「—珍しや、珍しや」〈虎明狂・比丘貞〉
ろくしゅ‐りき【六種力】
仏語。小児は啼(なき)、女人は瞋(いかり)、国王は憍(おごり)、羅漢は精進(しょうじん)、比丘(びく)は忍耐、仏は慈悲を、おのおの力としてもつこと。
ろく‐もつ【六物】
僧尼が常に所持すべき六種の物。大衣・上衣・内衣の三衣(さんえ)と鉢・尼師壇(にしだん)(座具)・漉水嚢(ろくすいのう)。比丘(びく)六物。
ろくや‐おん【鹿野苑/鹿野園】
《(梵)Mṛgadāvaの訳》中インドの波羅奈国にあった林園。釈迦が悟りを開いてのち初めて説法し、五人の比丘(びく)を導いた所。現在のバラナシ北郊のサールナートにあたる。鹿苑。鹿(しか)の苑(その)。