せいかん‐ざい【制汗剤】
発汗を抑える薬剤。わきの下に塗布すると、毛細血管が収縮し、汗の分泌が抑制される。
そしき‐えき【組織液】
動物の組織の細胞間を満たす液体成分。脊椎動物では毛細血管から血漿(けっしょう)がしみ出したもので、細胞に酸素・栄養を与え排出物を受け、大部分はリンパ管に入り血管系に戻る。組織間液。間質液。
たい‐じゅんかん【体循環】
心臓の左心室から送り出された血液が、大動脈を通って身体各部の毛細血管でガス交換などを行い、静脈・大静脈を経て右心房に戻る循環経路。両生類以上の動物でみられる。大循環。→肺循環
とうにょうびょうせい‐じんしょう【糖尿病性腎症】
糖尿病の三大合併症の一。高血糖の状態が長く続くことにより、腎臓の糸球体の毛細血管が損傷し、腎機能が低下した状態。初期には微量のアルブミンが尿に排泄される。進行すると、蛋白尿からネフローゼ症候群を...
とうにょうびょう‐もうまくしょう【糖尿病網膜症】
糖尿病の三大合併症の一つ。高血糖の状態が続くことにより網膜の細い血管が損傷し、毛細血管瘤ができたり、血管が破れて出血したりする。酸素を補うため新生血管が増殖し、それが出血を繰り返し、進行すると網...
ない‐どくそ【内毒素】
チフス菌・サルモネラ菌などの菌体の細胞壁に存在する毒素。たんぱく質・多糖類・脂質などからなり、菌体が破壊されると遊離して、毛細血管透過性を増大させ、ショックや発熱などをひきおこす。毒性は外毒素に...
ない‐ひ【内皮】
1 物の内側の皮。⇔外皮。 2 脊椎動物の血管・リンパ管などの内腔表面を覆う1層の扁平な上皮細胞群。一般に透過性があり、毛細血管では血液成分などが出入りする。 3 植物の根・茎・葉の皮層の最も内...
なんせい‐はくはん【軟性白斑】
網膜にできる境界が不鮮明な白斑。毛細血管が閉塞し、周囲の神経線維が変性したもの。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などでみられる。→硬性白斑
はい【肺】
空気呼吸を行うための器官。両生類以上にみられ、胸腔に左右一対ある。内部は、無数の肺胞となっている。肺胞を取り囲む毛細血管との間で炭酸ガスと吸気からの酸素との交換が行われる。肺臓。
はいけつりゅう‐シンチグラフィー【肺血流シンチグラフィー】
肺の毛細血管に一時的に留まる放射性医薬品を投与し、その分布を画像化することによって、肺の血流の状態を調べるシンチグラフィー検査。肺塞栓症・肺高血圧症など診断に用いられる。肺血流シンチ。肺血流シン...