け‐はらい【毛払い】
衣服のちりなどを払うために使うブラシ。木製の台に獣毛を植えつけたもの。
け‐ば【毛羽/毳】
1 紙や布などの表面がこすれたりしてできる、細かい毛のようなもの。また、畳の表面などのささくれ。けばけば。「—が立つ」 2 蚕が繭を作るとき、足がかりとして最初に張る糸。 3 地図で山の形や傾斜...
けば‐おち【毛羽落ち/毳落ち】
タオル地などの織物の表面から、地の繊維が毛のようにはがれ落ちること。
けば‐だ・つ【毛羽立つ/毳立つ】
[動タ五(四)]紙や布などの表面がこすれて、細かい毛が数多く立つ。「表紙のあちこちが—・っている」
けば‐やき【毳焼(き)/毛羽焼(き)】
糸や織物の仕上げの工程で、表面を滑らかにするため、けばを焼き取ること。毛焼き。
け‐ばり【毛針/毛鉤】
釣り針の一。鳥の羽などを針に巻いてえさに見せかけた擬餌針(ぎじばり)。蚊針。
け‐びき【毛引き】
1 《「けひき」とも》鎧(よろい)のおどし方の一。間隔を置いた素懸(すがけ)に対して、一面におどしていくもの。 2 あとで本物でないと主張するために、証書などに実印を押すとき、印と紙との間に毛筋...
け‐ピン【毛ピン】
髪やヘアネットを留める、U字形の細いピン。ヘアピン。
けふきぐさ【毛吹草】
江戸前期の俳書。7巻5冊。松江重頼著。正保2年(1645)刊。貞門俳諧の作法を論じ、発句・付句の作例のほか、季語・俚諺(りげん)・諸国名物などを収録。
け‐ぶか・い【毛深い】
[形][文]けぶか・し[ク]体毛が密に生えている。毛が濃い。「—・い腕」