いかり‐げ【怒り毛】
獣が怒るときに逆立てる毛。「頭の髪、…獅子の—の如く巻きて」〈太平記・二八〉
いかり‐づめ【怒り爪】
獣が怒ったり、敵や獲物に襲いかかろうとしたりするときにむき出す爪。「怒り毛、怒り斑(ふ)、—、千里も駈けん勢ひなり」〈浄・反魂香〉
い‐が【衣蛾】
ヒロズコガ科のガ。翅(はね)の開張1〜1.5センチ。全体に灰褐色で、前翅には3個の小紋がある。幼虫は毛製品・絹織物などを食害する。
いく‐もう【育毛】
[名](スル)髪の毛を発育させること。髪の毛を増やしたり、丈夫で太いものに育てること。
いくもう‐ざい【育毛剤】
少なくなった頭髪を増やす薬。また、脱毛を予防する薬。発毛剤。毛生え薬。
いけい‐しつ【異形質】
生物の細胞で、原形質の一部が変化して特別な機能や形態をもつようになったもの。鞭毛(べんもう)・繊毛や神経原線維など。
いけま【生馬】
《アイヌ語で巨大な根の意》キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。山地に自生。根は太く、地中にまっすぐに伸びる。葉は長い柄があり、心臓形。夏、白い小花を多数開く。実は細長く、種に絹糸状の毛が...
いさ‐くさ
1 いざこざ。もめごと。「今度はどうかこうか折り合いがついて、体(たい)した—もないようです」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 (副詞的に用いて)ぐずぐず。つべこべ。「そんな人達に会って—口をきくよりも...
い‐しか・る【居敷かる】
[動ラ四]どっかと腰をおろす。あぐらをかいて座り込む。「粽(ちまき)の上に—・ってぢゃわいな」〈滑・膝栗毛・六〉
いしもち‐そう【石持草】
モウセンゴケ科の多年生の食虫植物。関東以西の湿地に生え、高さ10〜25センチ。葉は三日月形で、腺毛(せんもう)が密生、粘液を分泌して虫を捕らえる。初夏、白い5弁花を開く。