かせ【桛/綛】
1 紡錘(つむ)で紡いだ糸を巻き取るH形またはX形の道具。かせぎ。 2 (綛)取り扱いに便利なよう、一定の大きさの枠に糸を一定量巻いて束にしたもの。また、それを数える語。1綛は綿糸768メートル...
かせい‐きんし【仮性近視】
目を近づけて長時間本を読んだり、細かな作業をしたりして、毛様体筋が緊張を続けすぎて回復しにくくなり、一時的に近視のようになる状態。訓練などで回復する。学校近視。偽近視。
か‐せん【花氈/華氈】
美しい紋様入りの毛氈(もうせん)。氈(おりかも)。
か‐せん【靴氈/花仙/窠銭】
靴(か)の沓(くつ)・半靴(ほうか)・毛沓(けぐつ)の上部の立挙(たてあげ)につける織物。赤地・青地の錦などを用いる。〈和名抄〉
かたかい‐がわ【片貝川】
富山県東部を流れる川。毛勝(けかち)三山西斜面に源を発し、魚津市と黒部市の境で布施(ふせ)川を合流して富山湾に注ぐ。2000メートルを超える山から長さ27キロで海に流れ出る急勾配(こうばい)のた...
かたげ‐さく【片毛作】
湿地または深田のため、稲作のほかに裏作のできないこと。また、その耕地。→両毛作
かた‐じろ【肩白】
鎧(よろい)の威毛(おどしげ)の一つで、肩取(かたどり)威の一。袖の上段、立挙(たてあげ)や錏(しころ)の上段を白色で、他を別の色で威したもの。
かた‐はく【片白】
白米と黒麹(くろこうじ)とで醸造した酒。江戸時代に造られた濁り酒の一つで、諸白(もろはく)より品質が劣る。「酒はいいのがあるかの。しかし諸白ではなくて、—にはこまる」〈滑・膝栗毛・五〉
かた‐ひいき【片贔屓】
《「かたびいき」とも》一方だけをひいきにすること。えこひいき。片引き。「疾(と)き遅き花にや雨の—」〈毛吹草・五〉
かち【褐】
1 濃い藍色(あいいろ)。かちいろ。かつ。かちん。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。 3 ウサギの毛で織った織物。兎褐(とかち)。「錦の袋に入れたる一つと、—の袋に入れた...