くろ‐てん【黒貂】
イタチ科の哺乳類。テンの仲間で、毛色はふつう黒褐色。シベリア・北海道に分布。光沢のある毛皮は最高級品とされる。セーブル。
くろ‐とり【黒鳥】
1 羽毛の黒い鳥。 2 黒い水鳥。現在のクロガモという。「—といふ鳥、岩の上に集まり居り」〈土佐〉
くろ‐ねこ【黒猫】
毛が黒色の猫。からすねこ。 [補説]作品名別項。→黒猫
くろ‐ねずみ【黒鼠】
1 黒い毛色の鼠。 2 黒みがかったねずみ色。 3 主家の金品をごまかしたり、主家に害を与えたりする雇い人。⇔白鼠(しろねずみ)。
くろ‐ばえ【黒蠅】
クロバエ科のうち、キンバエ類を除いたハエの総称。青黒い光沢がある。触角は羽毛状。活発に飛び、動物の糞(ふん)や死体に集まる衛生害虫。オオクロバエ・ケブカクロバエなど。
くろ‐ぶち【黒斑/黒駁】
黒のぶちのあるもの。動物の毛色などにいう。「—の馬」
くろ‐まるはなばち【黒丸花蜂】
ミツバチ科の昆虫。女王バチと働きバチの体は黒色の長い毛に覆われ、尾端に赤褐色部があり、雄バチは黄色の毛に覆われる。ノネズミなどの地中の穴を利用して小形の巣を作る。北海道を除く各地にみられる。
クロム‐せんりょう【クロム染料】
媒染剤に主としてクロム塩を用いる酸性媒染染料。羊毛・絹・ナイロンなどの染色に用いる。
くろ‐も【黒藻】
1 トチカガミ科の多年草。池沼や河川にみられる沈水植物。長さ30〜60センチ、茎の節ごとに細い線形の濃緑色の葉を輪生する。雌雄異株。夏から秋、淡紫色の小花を水面に開く。 2 ナガマツモ科の褐藻。...
くろ‐やまあり【黒山蟻】
アリ科の昆虫。体長約0.5〜1センチ。体は黒褐色で、灰褐色の毛で覆われる。日当たりのよい所の地中に巣を作り、アブラムシの蜜をなめて共生する。