りょう【令】
古代、中国を中心とする東アジア諸国の法典。律とともに国家の基本法典で、のちの行政法・訴訟法・民法などにあたるすべての規定を含む。日本では飛鳥浄御原(きよみはら)令・大宝令・養老令などが順次に制定...
りょうかい‐けいび【領海警備】
民間人を装った武装集団や工作船の侵入など、武力攻撃には至らないが国の主権を侵害する行為を阻止・排除すること。 [補説]日本では、警察や海上保安庁が担当し、必要に応じて自衛隊が支援する(治安出動・...
りょうくう‐けん【領空権】
国家がその領空を排他的に支配する権利。他国の航空機は無許可で領空内に入ることはできないが、国際民間航空条約によって条約締結国の民間航空機は領空の無害通航を認められる。
りょう‐こ【陵戸】
律令制下の賤民(せんみん)の一。天皇・皇族の陵墓を守ることを世襲的な任とした。
りょう‐しゅ【領主】
《古くは「りょうじゅ」》 1 領国を支配している人。領土の持ち主。 2 平安時代以後、特定の土地を所有し、かつその土地と在住民を直接的あるいは代官などによって間接的に支配し収益する者。 3 江戸...
りょう‐じ【領事】
外国において、自国の通商促進や自国民の保護、その他の証明事務などの業務を行う国家機関。専任領事と名誉領事とがあり、階級としては、総領事・領事・副領事の区別がある。領事官。
りょうじ‐さいばん【領事裁判】
領事が、本国法に基づいて、その駐在国にいる自国民の裁判を行う制度。19世紀にヨーロッパ諸国が、司法制度の確立していないアジア諸国などで行ったが、今日では廃止された。
りょうじ‐めんかい【領事面会】
外国で逮捕・拘禁された自国民の要望に応じて、在外公館の領事が面会し、助言をすること。
りょう‐じん【良人】
1 よい人。賢い人。 2 夫。 3 「良民2」に同じ。
りょう‐せん【良賤】
律令制で、良民と賤民。また、身分のよいものといやしいもの。