もの‐ぞ
[連語]《形式名詞「もの」+係助詞「ぞ」。古くは「ものそ」とも》 1 強い断定の意を表す。…ものである。…ものだ。「これしきの寒さ、何する—」「旅にはあらはなる事もある—」〈落窪・四〉 2 (多...
ものですか
[終助]否定する気持ちを丁寧にいう意を表す。「口などきいてやる—」 [補説]くだけた会話では「もんですか」となる。→ものか[終助]
ものを
[接助]《「ものを」
から》活用語の連体形に付く。 1 愚痴・恨み・不平・不満・反駁(はんばく)などの気持ちを込めて、逆接の確定条件を表す。…のに。…けれども。「これほど頼んでいる—、なぜ引き...
もみ‐ほぐ・す【揉み解す】
[動サ五(四)] 1 もんで柔らかくする。「筋肉を—・す」 2 気持ちを和らげるようにする。「緊張を—・す」
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
もよお・す【催す】
[動サ五(四)] 1 人を集めて行事などを行う。開催する。「送別の宴を—・す」 2 そういう気持ちにさせる。かきたてる。さそう。また、物事が起ころうとする兆候を見せる。きざす。「涙を—・す」「あ...
もり‐あがり【盛(り)上(が)り】
1 盛りあがること。盛りあがった部分。 2 気持ちや勢いが高まること。「反対運動が—をみせる」「—に欠ける」
もり‐あが・る【盛(り)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 盛ったように高くなる。「水面が—・る」「—・った筋肉」 2 気持ちや勢いがひときわ高まる。「世論が—・る」「ムードが—・る」「試合が—・る」
もり‐あ・げる【盛(り)上げる】
[動ガ下一][文]もりあ・ぐ[ガ下二] 1 盛って高くする。「土を—・げる」 2 気持ちや勢い、その場の雰囲気、興趣などを高める。「反対運動を—・げる」「宴会を—・げる」
もり‐さが・る【盛(り)下(が)る】
[動ラ五(四)]《「盛り上がる」からできた語》俗に、気持ちや勢いが削がれる。その場の雰囲気などが悪くなる。「初戦黒星でチームが—・る」