き‐しんど【気しんど】
[形動][文][ナリ]気づかれのするさま。また、心苦しいさま。気の毒だ。「前から見て居るに、—でならぬ」〈浄・伊賀越〉
き‐じゃく【気癪】
《「きしゃく」とも》心配や驚きのために起こす癪。「一昨年の大地震、わしは—で床につき」〈浄・氷の朔日〉
き‐じょう【気丈】
[名・形動]心がしっかりしていること。気持ちをしっかりと保つさま。気丈夫。「—な人」「悲しみをこらえ—に振る舞う」
き‐じょう【気情】
意地を張ること。気力で耐えること。「たった一飛びと思へども—も足も心ばかり」〈浄・宵庚申〉
き‐じょうぶ【気丈夫】
[名・形動] 1 気持ちがしっかりしていること。また、そのさま。気丈。「いくら—な人でも病気には勝てない」 2 頼りにするものがあって、心づよいこと。また、そのさま。心丈夫。「君さえいてくれたら—だ」
き‐ずい【気随】
[名・形動]自分の思いのままに振る舞うこと。また、そのさま。好き勝手。気まま。「—が過ぎる」「自分の娘だったらこんな—なまねはさせない」〈実篤・その妹〉
きずい‐きまま【気随気儘】
[名・形動]勝手気ままに振る舞うこと。また、そのさま。わがまま勝手。「—に生きる」
き‐せい【気勢】
何かをしようと意気込んでいる気持ち。盛んな意気。「—をあげる」「—をそがれる」
気勢(きせい)が上(あ)が・る
気分が盛り上がる。「決勝戦を控えて選手の—・る」
きせい‐こうしょう【気成鉱床】
気成作用で形成された鉱床。気成鉱物のほか、錫石(すずいし)・タングステン鉱物などを産出。