き‐を‐つけ【気を付け】
[連語]直立不動の姿勢をとらせるための号令。また、その姿勢。「—、回れ右」「—の姿勢をとる」
気(き)を付(つ)・ける
1 注意を払う。「失礼のないように—・ける」 2 元気をつけさせる。「なまじひなる事し出して敵に—・けつることよ」〈太平記・三〇〉 3 気づかせる。思い出させる。「中々なる軍(いくさ)して敵に—...
気(き)を通(とお)・す
気を利かす。「こんな姿の女めが、—・しすぎて」〈浮・一代女・三〉
気(き)を取(と)ら◦れる
注意を奪われる。「話に—◦れてあやうく乗り越すところだった」
気(き)を取(と)り直(なお)・す
思い直して元気に振るまう。「—・して再び練習に励む」
気(き)を取(と)・る
機嫌をとる。「御隠居への心づかひ、奥様の—・る事」〈浮・五人女・二〉
気(き)を抜(ぬ)・く
1 緊張をゆるめる。「最後まで—・くな」 2 びっくりさせる。肝をぬく。「からくりの太鼓に—・かれて」〈洒・辰巳之園〉
気(き)を呑(の)ま◦れる
心理的に圧倒される。「相手の勢いに—◦れる」
気(き)を吐(は)・く
威勢のよい言葉を発する。また、意気盛んなところを示す。「一人—・く」
気(き)を張(は)・る
気持ちをひきしめる。また、心を奮い立たせる。気張る。「—・って悲しみに耐える」