むね‐き【胸気】
[名・形動]他人の言動が気にさわること。また、そのさま。不愉快。「余り—な事を云われるとぐうっと癪に触って」〈魯庵・くれの廿八日〉
むほん‐ぎ【謀反気】
世間の風潮や人に対して反抗しがちな気質。「汝が痩せしからだはすべて—のかたまりなりといわれてしこと」〈啄木・一握の砂〉
むら‐き【斑気】
[名・形動]《「むらぎ」とも》気分が変わりやすいこと。また、そのさま。「—な性格」
めん‐かいき【綿海気】
細いガス糸を使って海気のような光沢を出した綿織物。
もう‐き【濛気/朦気】
1 もうもうと立ちこめる霧やもや。 2 心の晴れないこと。気のふさがること。「心地の—するとて」〈太平記・二〇〉
もの‐の‐け【物の怪/物の気】
人にとりついて祟(たた)りをする死霊・生き霊・妖怪の類。
や‐き【夜気】
1 夜の冷たい空気。「外に出て—にふれる」 2 夜のけはい。「—が迫る」
やっ‐き【薬気】
薬のにおい。くすりけ。
やまい‐け【病気】
病気らしい気配。病気の気味。「—の無い匂ひなり菊の花/千梅」〈俳諧新選〉
やま‐き【山気】
《「やまぎ」とも》「やまけ」に同じ。