さい‐は【砕波】
沖合からの波が岸に近づく際に起こる現象。水深が浅くなるにつれて波長が縮むと同時に波高が増し、やがて波形が不安定となって前方にくずれ落ちる。
さく‐そくしん【索測深】
先端におもりをつけた鋼索などを用いて水深を測定すること。
さくら‐がい【桜貝】
ニッコウガイ科の二枚貝。内湾の干潟から水深約10メートルまでの海底にすむ。殻長約3センチ。殻は薄く、淡紅色で、貝細工などに使われる。花貝。紅(べに)貝。《季 春》「浜の砂まだ冷たけれ—/汀女」
サラサ‐ばていら【サラサ馬蹄螺】
ニシキウズガイ科の巻き貝。潮間帯から水深約20メートルの岩礁にすむ。貝殻は正円錐形で殻高8センチほど。殻表には斜めに太い赤褐色の帯がある。九州南部以南に分布。殻は貝ボタン・貝細工の材料となる。高...
さんこう‐めぬけ【さんこう目抜】
フサカサゴ科の海水魚。水深200〜500メートルの海底にすむ。全長約50センチ、赤色。美味。
さんそ‐きょくしょういき【酸素極小域】
海洋中の溶存酸素濃度が極端に低い水域。水深数百メートルから千メートル付近に存在し、酸素が供給されないなか、上層から落ちてくる有機物を細菌が分解する際に酸素を消費することによって生じる。OMZ(o...
シェラン‐こ【シェラン湖】
《Lake Chelan》米国ワシントン州中央部の湖。北西から南東にかけて、長さ約90キロメートルにわたって延びる細長い氷河湖で、同国で3番目に深い(水深約450メートル)。周辺は果樹園が多く、...
しこつ‐こ【支笏湖】
北海道千歳(ちとせ)市西部にあるカルデラ湖。田沢湖に次ぐ日本第2の深度をもち、冬に結氷しない。面積78.4平方キロメートル。水深360.1メートル。ここの水が伏流水となり、ナイベツ湧水を形成して...
シパダン‐とう【シパダン島】
《Pulau Sipadan》マレーシア、ボルネオ島の北東、セレベス海に浮かぶ島。水深600メートル以深の海底から突き出た島で、周囲をサンゴ礁に囲まれる。環礁の外側は断崖になっており、ウミガメの...
しゃくし‐がい【杓子貝】
1 シャクシガイ科の二枚貝の総称。貝殻は白色、球形でよく膨らみ、後端が柄のように長く伸び、杓子状をしている。沿岸の水深50〜200メートルの海底にすむ。 2 イタヤガイの別名。貝殻に柄をつけて杓...