み‐の‐も【水の面】
水の表面。すいめん。みなも。「—に映る月の影」
み‐はなだ【水縹】
薄い藍色。水色。「我におこせし—の絹の帯を」〈万・三七九一〉
み‐おし【水押し/船首】
⇒みよし
み‐よし【水押し/舳/船首】
《「みおし」の音変化》 1 船首にある部材で、波を切る木。 2 へさき。船首。
みる【海松/水松】
1 ミル科の緑藻。干潮線から水深約30メートルの岩上に生え、高さ20〜40センチ。体は丸ひも状で二またに分枝を繰り返し、扇状となる。食用。みるめ。みるぶさ。みるな。またみる。《季 春》「汐満ぬ雫...
みる‐いろ【海松色/水松色】
1 黒みがかった萌葱(もえぎ)色。木賊(とくさ)色。みる。 2 襲(かさね)の色目の名。表は萌葱、裏は青。また、表は黒萌葱、裏は白。
みる‐がい【海松貝/水松貝】
ミルクイガイの別名。
みるくい‐がい【海松食貝/水松食貝】
バカガイ科の二枚貝。内湾の浅い泥底にすむ。貝殻は長卵形で、殻長14センチくらい。殻表は白色で、黒褐色の殻皮をかぶり、後端から太い水管を出す。名は、水管に海藻ミルが着生し、これを食べているように見...
みる‐ちゃ【海松茶/水松茶】
みる色を帯びた茶色。暗緑色をした茶色。
みる‐め【海松布/水松布】
《「め」は海藻の意》海藻ミルのこと。和歌では多く「見る目」に掛けて用いる。「みつしほの流れひるまを会ひがたみ—の浦によるをこそ待て」〈古今・恋三〉