うち‐みず【打(ち)水】
[名](スル)道や庭に水をまくこと。水撒(ま)き。また、その水。特に、夏の夕方などに涼をとるためにまく。《季 夏》「—や砂に滲みゆく樹々の影/亜浪」
うもれ‐みず【埋もれ水】
草木などの陰に隠れて人目に触れない水。「人知れぬ木の葉の下の—思ふ心をかき流さばや」〈千載・恋一〉
うわ‐みず【上水】
1 水の上のほうの部分。上澄みの水。 2 江戸時代、米相場の立ち会いに、仲買人を集める合図の柝(き)を打ち、終了の際は水をまいて仲買人を散会させた役。
うん‐すい【雲水】
《「行雲流水」の略》 1 雲が定めなく行き、水が流れてやまないように、一所にとどまらない自由な人。また、そのような境涯。 2 行方を定めないで諸国を行脚する修行の僧。雲水僧。雲衲(うんのう)。
うんりゅう‐すい【雲竜水】
「竜吐水(りゅうどすい)」に同じ。うんりょう。
えいきゅう‐こうすい【永久硬水】
カルシウムやマグネシウムの硫酸塩を含み、煮沸しても軟水にならない硬水。→硬水
えい‐すい【潁水】
中国河南省臨潁(りんえい)県を流れる川。鄭州(ていしゅう)付近に源を発し、淮河(わいが)に注ぐ。長さ約550キロ。隠士の許由(きょゆう)が帝尭(ぎょう)に召されたが栄達を望まず、その話を耳の汚れ...
えい‐みず【えい水】
製塩で、鹹水(かんすい)のこと。
えき‐すい【易水】
中国河北省を流れる川。太行(たいこう)山脈北部の五廻嶺(ごかいれい)に源を発し、大清河(だいせいが)に合流。戦国時代、燕(えん)のため秦(しん)の始皇帝暗殺に赴く刺客荊軻(けいか)が、この川のほ...
えっ‐すい【越水】
[名](スル)河川の水が堤防を越えてあふれ出すこと。「—破堤」 [補説]堤防のある箇所で起こるのを「越水」、堤防のない箇所で起こるのを「溢水(いっすい)」として区別することもある。