かえ‐た【汲え田】
高地にあって、たびたび用水をくみ入れる必要のある田。畑田(はたけだ)。
きゅう【汲】
[人名用漢字] [音]キュウ(キフ)(漢) [訓]くむ 1 水をくみ上げる。「汲水」 2 忙しく動き回るさま。「汲汲」
きゅう‐きゅう【汲汲】
[ト・タル][文][形動タリ]一つのことに一心に努めて、他を顧みないさま。また、あくせくしてゆとりのないさま。「—として一生を終える」「自己の勢力を扶植するに—たるを知っていたので」〈蘆花・思出の記〉
きゅうこ‐かく【汲古閣】
中国、明末・清初の蔵書家毛晋(もうしん)の書庫の名。蔵書は約8万部で、その中の善本を翻刻したものは汲古閣本として有名。
きゅう‐すい【汲水】
[名](スル)水をくみ上げること。「—ポンプ」
くみ‐あ・げる【汲み上げる】
[動ガ下一][文]くみあ・ぐ[ガ下二] 1 水などをくんで、上にあげる。「地下水を—・げる」 2 下部の意見などを取り上げて用いる。「若手社員の声を—・げる」
くみ‐あゆ【汲み鮎】
川上へのぼってくるアユを、寄せ網で一つ所に寄せ、玉網などですくい上げること。また、そのアユ。《季 春》
くみ‐い・れる【汲み入れる】
[動ラ下一][文]くみい・る[ラ下二] 1 水などをくんで中に入れる。「鍋に水を—・れる」 2 考慮する。考えに入れる。「相手の意向を—・れる」
くみ‐おき【汲み置き】
水をくんでおくこと。また、くんでおいた水。「断水用の—」
くみ‐こ・む【汲み込む】
[動マ五(四)]水などをくんで器の中に入れる。汲み入れる。「風呂に水を—・む」