くみ‐だし【汲み出し】
1 水などをくんで外へ出すこと。 2 「汲み出し茶碗」の略。
くみだし‐ちゃわん【汲み出し茶碗】
茶の湯で、寄付(よりつき)や待合(まちあい)で用いる広口の小さな茶碗。香煎(こうせん)や昆布茶、桜湯などを入れて出す。勝手から湯を汲み入れて客に出すところからの名。汲み出し。
くみ‐だ・す【汲み出す】
[動サ五(四)] 1 水などをくんで外へ出す。「船底の水をポンプで—・す」 2 くみはじめる。
くみ‐つば【汲み鍔】
往復ポンプのシリンダー内にはめ込まれた、吐き出し弁付きのピストン。
くみ‐とり【汲み取り/酌み取り】
1 くみ取ること。特に、糞尿(ふんにょう)をくみ取ること。 2 相手の心中を察すること。また、意味を理解すること。
くみとり‐ぐち【汲み取り口】
くみ取り便所の糞尿をくみ出す口。
くみとり‐べんじょ【汲み取り便所】
大小便を便壺にためておき、くみ取って捨てる方式の便所。
くみ‐と・る【汲み取る/酌み取る】
[動ラ五(四)] 1 水などをくんで取り出す。また、他の容器に移し入れる。「水槽の水を—・る」 2 相手の心情や事情を推し量る。理解する。「先方の意図を—・る」
くみ‐はか・る【酌み量る/汲み量る】
[動ラ四]相手の心の中を推し量る。斟酌(しんしゃく)する。「深うも—・り給はぬなめりかし」〈源・鈴虫〉
くみ‐ほ・す【汲み干す/汲み乾す】
[動サ五(四)]水などを全部くんで、からにする。すっかりくみつくす。「井戸の水を—・す」