ちん‐か【沈荷】
海上保険で、船舶が航海中海難に遭い、危険を回避するために積み荷を海中に投棄した際、浮上してこない荷物のこと。
ちんか‐きょう【沈下橋】
⇒ちんかばし(沈下橋)
ちんか‐ばし【沈下橋】
川の水面近くにかけられ、増水時には水中に沈む橋。流木などが引っかかるのを防ぐため、欄干(らんかん)はないことが多い。高知・徳島・大分に多い。潜水橋。潜り橋。ちんかきょう。
ちん‐き【沈毅】
[名・形動]落ち着いていて、物事に動じないこと。また、そのさま。「—な態度」
ちん‐きん【沈金】
漆器の装飾技法の一。漆を塗った面に毛彫りで文様を施し、その彫り溝に金箔や金粉を押し込むもの。中国では鎗金(そうきん)とよび、日本へは室町時代に伝わった。現在、石川県輪島市・秋田県湯沢市川連(かわ...
ちんぎょ‐らくがん【沈魚落雁】
《「荘子」斉物論の「毛嬙麗姫、人の美とする所也、魚之を見て深く入り、鳥之を見て高く飛ぶ」すなわち、人の目には美しく見えるものも、魚や鳥はこれを見て驚いて逃げる意から》魚や雁も圧倒されるほどの美人...
ちんぎょらくがん‐へいげつしゅうか【沈魚落雁閉月羞花】
[連語]《「閉月羞花」は、月が雲間に隠れ、花が恥じてしぼむ意》「沈魚落雁」に同じ。
ちん‐ぎん【沈吟】
[名](スル) 1 思いにふけること。考え込むこと。「しばらく—したあとで」〈藤村・春〉 2 静かに口ずさむこと。「古歌を—する」
ちん‐ぎん【沈銀】
漆器の装飾技法の一。沈金と同じ技法で、金箔・金粉の代わりに銀箔・銀粉を用いるもの。沈銀塗り。沈銀彫り。
ちん‐こう【沈降】
[名](スル) 1 土地などが、沈み下がること。沈下。「地盤が—する」 2 沈んで下にたまること。沈殿。「赤血球の—速度」