ぞく‐ち【賊地】
賊の支配する土地。また、賊が出没する土地。「細作(ものみ)を遣わして—の景況(ようす)を探らせしに」〈染崎延房・近世紀聞〉
たまかつま【玉勝間】
江戸後期の随筆。14巻、目録1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政5年(1793)起稿し、享和元年(1801)に没するまで書き続けた。寛政7〜文化9年(1795〜1812)刊。宣長の学問・芸...
とうげのすみか【峠の棲家】
岡松和夫の長編小説。平成9年(1997)刊。ダムで水没する村を訪ねる老婆と孫の旅を描く。翌年、第2回木山捷平文学賞受賞。
とうじ‐いん【等持院】
京都市北区にある臨済宗天竜寺派の寺。山号は万年山。開創は興国2=暦応4年(1341)、開基は足利尊氏(あしかがたかうじ)、開山は夢窓疎石。初め二条高倉にあり等持寺と称したが、尊氏が没するとこの寺...
なんて
[副助]《副助詞「など」に格助詞「と」の付いた「などと」の音変化》名詞、名詞に準じる語、活用語の終止形に付く。 1 ある事物を例示して、それを軽んじたり、婉曲(えんきょく)に言ったりする意を表す...
にほんぶんだんし【日本文壇史】
日本の明治から大正時代の文壇史をまとめたもの。伊藤整により昭和27年(1952)連載開始。連載は昭和44年(1969)に伊藤が没するまで続き、18巻まで刊行。その後は友人の瀬沼茂樹に引き継がれ、...
はくげい【白鯨】
《原題Moby Dick》メルビルの長編小説。1851年刊。巨大な白鯨に片足を食い切られて復讐を誓った捕鯨船船長エイハブが、白鯨との死闘の末に船もろとも海底に没するまでを描く。
ばく‐ちん【爆沈】
[名](スル)艦船が爆発して沈没すること。また、敵艦船を爆弾などで沈没させること。
日(ひ)の入(い)る国(くに)
日の没する所の国。日本から中国を呼んだ称。→日(ひ)没する処(ところ)「住吉の三津に舟乗り直渡(ただわた)り—に遣(つか)はさる我が背の君を」〈万・四二四五〉
日(ひ)没(ぼっ)する処(ところ)
日の沈む国。日本の西にある国の意で、中国をさす。推古天皇15年(607)遣隋使小野妹子の携えた国書にある「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや」による。