か‐がん【河岸】
かわの岸。かわぎし。かし。
かがん‐だんきゅう【河岸段丘】
河川に沿う階段状の地形。浸食作用により、もとの河床が現在の河床より高い台地になっているもので、土地の隆起や水量の変化などにより生じ、その回数に応じて何段かの段丘を形成する。河成段丘。
かし【河岸】
《戕牁(かし)を立てる所の意からか》 1 川の岸。特に、船から荷を上げ下ろしする所。 2 川岸に立つ市場。特に、魚市場。 3 飲食・遊びなどをする場所。 4 「河岸見世」の略。
かし‐あげ【河岸揚げ】
船荷を河岸へ揚げること。また、その仕事をする人。荷揚げ。陸揚げ。
かし‐ぎわ【河岸際】
川の岸に近いあたり。
かし‐ぐら【河岸蔵/河岸倉】
河岸に建っている倉庫。「色の湊(みなと)に情けの—」〈人・梅児誉美・三〉
かし‐ばた【河岸端】
川のほとり。かしっぷち。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸、新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)。
かし‐やく【河岸役】
江戸時代、河岸の船着き場で問屋営業を許された者が納めた税。
河岸(かし)を変(か)・える
飲食・遊びや稼ぎなどの場所を変える。「—・えて飲み直す」